大阪の戎橋。画面の奥に写っている二つの大きな建物は、北御堂と南御堂。
現在「かに道楽」本店がある場所から撮影している。
この橋が戎橋と名付けられたのは、今宮戎神社へ通じる街道にあったからのようだ。この神社は、大阪の商売人、ビジネスマンに大変人気がある。
戎という言葉は偶々19世紀中頃には外国人の蔑称でもあった。そこで、開国したばかりの日本は1867年(慶応3年)にこの橋の名前を永世橋に変えた。しかし、このような「差別語禁止」は永続きせず、僅か3年後には旧名に戻った。1
この橋を渡って真っ直ぐに歩いて行くと、心斎橋に出る。
この写真の左側から撮った別の戎橋風景は、「道頓堀」で紹介している。

脚注
1 長崎大学付属図書館、「幕末明治期日本古写真メタデータ・データベース」。2008年2月16日検索
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引用文献
ドゥイツ・キエルト()1890年代の大阪・戎橋、オールド・フォト・ジャパン。2025年02月08日参照。(https://www.oldphotojapan.com/photos/44/ebisubashi)
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写真番号:70416-0003
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