70122-0006 - Young Japanese Woman in Western Fashion, 1930s

1930年代
女性のモダンなヘアスタイル

モダンなドレスとヘアスタイルに自信たっぷりの昭和(1926~1989)初期の女性。

日本の女性が洋風ファッションを取り入れ出したのは、明治時代のこと。1920年代までには、最新の洋風ファッションとショートカットのファッショナブルなヘアスタイルのトレンディなモガ(モダン・ガール)が登場した。

この時期は、西洋文化を諸手を挙げて受け入れる都会の若い日本女性が増えた。彼女達は西欧のフラッパーのように見せる洋風のスタイルで西洋音楽、とりわけジャズに聴き入った。モガ達は、モガのライフスタイルを取り上げた特集記事やファッション情報を売り物に創刊された雑誌を愛読し、これら若者には、日本文化は時代遅れで過去のものに見えた。

70508-0004-70508-0003 - 週刊朝日
週刊朝日(1922年(大正11年)創刊で現在も発行している週刊誌)の広告ポスターのモダン日本女性。左側は1922年(大正11年)、右側は1933年(昭和8年)

モガとモボ(モダン・ボーイ)は、外国の影響を取り入れてそれを見せびらかしていると批判されることが多く、政治的な緊張を齎した。

保守層の人々は、モガのイメージが女性の力、西洋化、独立心を発散するものとして人気があることに特に脅威を感じた。

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校のケンドール・H・ブラウン芸術史教授は、「色々な面で、日本の女性は両大戦の間の日本では、社会的にも文化的にも緊張のまさに中心だった。」と書いている。

女性が演ずる新しい役割と近代化が共に、難しい問題を惹き起こした。1

近代的であることが西洋化だと言われるなら、どうすれば日本的であり且つ近代的であることができるのか。近代的であることと日本的であることは、両立しないのだろうか。或いは社会も個人も何か新しい中間点を作り出せるのだろうか。もしそうなら、どのようにやるのか。

日本人の中には、今でもこの疑問に悩んでいる人々がいるかも知れない。

60910-6645 - 東京原宿若い女性
2006年に東京原宿に撮影された現代ヘアスタイルをしている若い女性

昭和時代になって国粋主義が優勢になると、モガもモボも終わりを迎えたが、この写真でも見られるように、西洋のファッションは終わらなかった。西洋の影響が終わることは決してなく、第二次世界大戦が終わると共に、復讐して失地回復を遂げた。

しかし1990年代半ばになると、東京の原宿で見かける若者達が典型的な日本流のやり方でファッションの実験を始めた。彼等の多くが、自分達の日本のルーツに遡って、ファッションのアイディアを探し出している。

60910-6582-60910-6571 - 原宿スタイル
平成18年(2006年)・東京南青山・伝統的な日本のテーマに触発された超モダンなファッションスタイルの若い女性二人。日本人ファッションデザイナー沢田卓矢

脚注

1 Brown, Kendall H. (2004). The ‘Modern’ Japanese Woman. The Chronicle Review, Volume 50, Issue 37: B19

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引用文献

ドゥイツ・キエルト()1930年代・女性のモダンなヘアスタイル、オールド・フォト・ジャパン。2022年08月12日参照。(https://www.oldphotojapan.com/photos/207/modan-josei)

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写真番号:70122-0006

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