71205-0018 - Panoramic View on Tokyo

1890年代の東京
愛宕山からの眺め

撮影者 江南信國
発行元 江南信國
メディア 鶏卵紙
時代 明治
場所 東京
写真番号 71205-0018
注文 デジタルデータ
著者
翻訳者

海抜約26メートルの愛宕山から見た東京の見事な眺め。

以前大きな大名屋敷のあった辺りは、商店や住宅に変わっている。遠く背景に見えるのは築地本願寺の屋根。その向こうには東京湾が望まれる。

江戸時代愛宕山は月見の名所だった。また東京を一望する写真を撮るには素晴しい場所で、此処から撮った写真で現存する最も古いものは、1865年(元治2年)頃にフェリーチェ・ベアトが撮ったもの。(次の写真)

愛宕山からの眺め(フェリーチェ・ベアト)
慶応元年(1865年)頃・愛宕山からの眺め(フェリーチェ・ベアト)

フェリーチェ・ベアトが1865年から1866年にかけて撮影した、愛宕山からの江戸の眺め。(「Panorama of Yeddo from Otagayama」の部分)。大きな屋敷は、大名屋敷である。

江南信國がこの辺りを撮影した時までには、ベアトの写真には未だ写っていた大名屋敷は取り壊されるか、別の目的に使われるようになって久しかった。しかし基本的な配置はそのままだった。現在では最早そうとは言えない。

江戸の町は、町からの眺めをそのまま残すよう留意して作られた。江戸の主な通りは、愛宕山などの景観が印象深く見えるように向いていた。その他に市内からはっきり見えた景観は、富士山、武蔵野平野、隅田川、筑波山、神田山、湯島と本郷台地、忍岡(上野)、江戸城本丸と永田町台地、芝増上寺裏山と芝丸山。

最近の開発業者には、江戸時代の都市計画にあった叡智がなく、美しい景観の殆どが高層建築で見えなくなっている。

明治12年(1880年)の東京市街図
明治12年(1880年)の東京市街図:1.愛宕山、2.新橋駅、3.新橋、4.銀座、5.京橋、6.築地本願寺

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公開:
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引用文献

ドゥイツ・キエルト()1890年代の東京・愛宕山からの眺め、オールド・フォト・ジャパン。2022年08月12日参照。(https://www.oldphotojapan.com/photos/189/atagoyama-tokyo)

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写真番号:71205-0018

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