京都鴨川にかかる四条大橋付近。
この写真は、東山区から南向きに下京区方向を見て撮影している。この見晴らしの好いこの場所から撮影されたこの辺りは、現在と殆ど変わっていない。
建築中の建物は料亭、矢尾政(現在の東華菜館)。アメリカ生まれの建築家ウィリアム・メレル・ヴォリーズ(1880~1964)の設計で、この写真と同じ時期の1926年に完成した。現在も残っており、レストランが入っている。
ウィリアム・メレル・ヴォリーズが設計した有名な建物には、大丸心斎橋店(1922年~1933年)、関西学院大学(1929年)や大阪薬科大学(1930年)などがある。1905年(明治38年)に滋賀県の八幡高等商業の英語教師として来日した、ヴォリーズは活発なキリスト教徒で、建築事務所と薬品会社を経営して、社会活動を数多く手がけた。
ヴォリーズは信じられないほどの活動的で、亡くなるまでに建てた建物の数は1,091。更に他の建築家のために392点の設計を行なっている。1
脚注
1 Lyon, William H (March 2003). An American in Japan : William Merrell Vories (Hitotsuyanagi), 1905-1964, (「同志社アメリカ研究37-60」)
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引用文献
ドゥイツ・キエルト()1926年の京都・鴨川、オールド・フォト・ジャパン。2025年04月29日参照。(https://www.oldphotojapan.com/photos/76/kamogawa)
ライセンス可能
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写真番号:70126-0010
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