奈良の典型的な田舎家。5月5日の端午の節句を祝う鯉幟が風にはためいているので、4月の終わりか5月の初めに撮影したことがわかる。
この日は、日本では今でも広く祝っていて、次のような童謡を歌って楽しかったことを覚えている人が多い。
屋根より高い鯉幟
大きな真鯉はお父さん
小さな緋鯉は子供たち
面白そうに泳いでる

鯉幟には、民話の英雄である金太郎が描かれていることが多い。鯉は長続きするもののシンボルで、金太郎は超人的な強さと勇気を持った子供なので、その家の男の子がそれにあやかって勇敢で強くなるように、鯉幟には金太郎が描かれるのである。
金太郎の物語は、平安時代(794~1185)の武将坂田公時がモデルになっていると信じられている。箱根の金時山の麓に、金太郎を祭る公時神社(金時神社ともいう)がある。
このスライドは、ニューヨーク州教育局が、生徒に日本のことを教えるために作成した、一連の日本のスライドの一枚。
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引用文献
ドゥイツ・キエルト()1934年の奈良・田舎家、オールド・フォト・ジャパン。2022年06月27日参照。(https://www.oldphotojapan.com/photos/636/inakaya)
ライセンス可能
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写真番号:80122-0014
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